庭の花:椿落ち椿落ちこころ老いゆくか 鷹女

 桜前線は北上中、仙台はそろそろ木によっては一輪、二輪と開き始めています。椿もだいぶ咲きそろってきました。ブログタイトルは、三橋鷹女の句 [1] です。
 わが家の庭の椿と、その下のクリスマスローズと菫です。


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品種名は忘れてしまいました。庭で25年ほど経ちます。 (2014/4/6)


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薮椿に挟まれて育っています。 (2014/4/6)

赤い椿白い椿と落ちにけり  河東碧梧桐[2]


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「侘び介」。白とピンクの2本咲いていますが、わが家の園芸種で1番古い白わびすけは、家の立て替えで植替えてからずっと気息奄々でなかなか回復しません。 (2014/3/31)

つばきわびすけあまり清らかにそれがわびしく  荻原井泉水[3]

まぎれなく自分のものと言ふうるは何もなきなり侘び助の花
                       中条ふみ子[4]


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「卜伴(ぼくはん)」。 (2014/4/6)

    
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「乙女椿」。 (2014/4/6)


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薮椿。3月23日(上)に一輪咲いた薮椿は、4月6日(下)にはこんなに咲いています。

寒椿怠らざりし日も昏るる  石田波郷[5]

椿その紅蓮なすもの身に受けてうろたえおりし去年(こぞ)の春はも
                        福島泰樹[6]
  

椿の木の下植えの花も咲いています。

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白花のクリスマスローズ。今年は咲かないものと思っていましたが、椿の根元でやっと咲きました。 (2014/4/6)


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菫。たぶん洋種の菫だと思うのですが、家族の誰も、どうして、いつから庭にあるのか、由来が分からないのです。繁殖力旺盛で、椿の木の下一面に広がっています。 (2014/4/6)
    
菫濃く雑草園と人はいふ  山口青邨[7]
    
骨拾ふ人にしたしき菫かな  与謝蕪村[8]

菫程な小さき人に生まれたし  夏目漱石[9]
    
    
    

[1] 『わが愛する俳人 第一集』(有斐閣、1978年)p.109。
[2] 『現代日本文學大系19 高浜虚子・河東碧梧桐集』(筑摩書房、昭和43年)p.339。
[3] 『現代日本文學大系95 現代句集』(筑摩書房、昭和48年)p. 471。
[4] 『現代歌人文庫4 中条ふみ子歌集』(国文社、1981年)p. 17。
[5] 『石田波郷読本』(『俳句』別冊)(角川学芸出版、平成16年)p. 154。
[6] 『福島泰樹全歌集 第1巻』(河出書房新社 1999年)p. 268。
[7] 斎藤夏風編・著『蝸牛俳句文庫32 山口青邨』(蝸牛新社 2000年) p. 67。
[8] 『日本の古典 別巻1 古典詞華集一』(小学館 昭和62年)p.50。
[9] 『わが愛する俳人 第四集』(有斐閣 1979年)p.136。

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山歩き、アユ釣り、ヤマメ釣り、山菜採り、茸狩り、花いじり、読書、美術館巡り、街歩き、などが趣味。加えて、犬と遊ぶこと、ぼんやりしているのも趣味の一つです。最近は、原発事故による放射能汚染で魚、山菜、茸は諦めています。

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