「かけうどん」と「かけそば」 (2016/1/15)

 私が麺好きなので、昼食は麺類がほとんどで、ごくたまにご飯類ということになります。うどんやそばの昼食の時、111歳になる義母が「かけうどんがいい」とよく言うようになりました。昼食を作る身としては、麺類といえどもいくらかでも栄養のバランスも必要だと思うので、「かけうどん」だけですますということはありませんでした。
 50年も前に亡くなった義父は塗り職人で、義母はその仕事の手伝いをしていました。若くて貧しかった二人の昼食は、毎日のように義母が作る「かけうどん」だったということです(この辺の話は、そんな時代のことを聞かされていた妻の話です)。貧しくても、義母にとっては人生の中で一番輝いていた時代の「かけうどん」の昼食が何よりの記憶なのだと思います。どれほどかおいしかったことか、想像もできません。
 そこで、うどんやそばの時には「かけうどん」、「かけそば」をつくることにしました。 


lunch13-1.jpg
「かけうどん」とけんちんうどん(1月11日) 
 讃岐太うどん(乾麺)、豚肉、人参、里芋、大根、牛蒡、れんこん、椎茸、こんにゃく、油揚げ、細ネギ。
 けんちんうどんを作ったときには、私たちには普通に「けんちんうどん」ですが、義母には「かけうどん」と「けんちんの具」の小皿に分けて出しました。この時は、先に具のほうを平らげてから、うどんに取り掛かっていました。


lunch13-2.jpg
「かけそば」と五色そば(1月15日) 
 粗挽きそば(乾麺)、鶏肉、マイタケ、卵、わかめ、細ネギ。
 わが家でかってに「五色そば」と呼んでいるだけなのですが、義母には「四色のおかず」の皿とネギだけの「かけそば」です。なぜかこの時は、そばを食べてからおかずに取り掛かっていました。最近、義母は一品(一皿)ずつ片付けていく、そんな食べ方をしています。あちこちに手を出すと、碗をひっくり返すことが多いので、私たちにはとても助かる食べ方になりました。本人もその方が面倒がなくていいのかもしれません。

 こんな方法の「かけうどん」や「かけそば」で満足しているのかどうか、とくに何も言わないのでよくわかりません。「おいしい?」と聞くと、明治生まれの義理堅さで必ず「おいしいよ」と答えるので、あてにならないのです。きっとこんな味の「かけうどん」ではなかっただろうと思うのですが……。




 街歩きや山登り……徘徊の記録のブログ
山行・水行・書筺(小野寺秀也)

   読書や絵画鑑賞のブログ
かわたれどきの頁繰り(小野寺秀也)
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
プロフィール

hdyondr

Author:hdyondr
山歩き、アユ釣り、ヤマメ釣り、山菜採り、茸狩り、花いじり、読書、美術館巡り、街歩き、などが趣味。加えて、犬と遊ぶこと、ぼんやりしているのも趣味の一つです。最近は、原発事故による放射能汚染で魚、山菜、茸は諦めています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アルバム
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR