街の花:「坂の道菊咲かせたり村に入る」

                       2014/10/26

 標題の句は、山口誓子です [1]。今朝の散歩は、自宅から少し離れた坂の町でした。イオを連れて車で出かけ、コインパーキングに駐めてからの散歩です。よく晴れた朝で、坂上からの眺望を期待していたのですが、濃い霧でした。
 道端に花を探しても、今は菊ばかりでした。「村」ではありませんが、「坂の道菊咲かせたり」、そんな町を歩いてきました。


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地際の蔦紅葉。黄色の葉は、山芋でしょうか。(2014/10/26 6:36) 

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小菊。色違いが並んで咲いていました。白色の小菊は、光琳菊のモデルでしょうか。光琳菊は16枚の花弁を基本としますが、この花の花弁は20枚を越えています。(2014/10/26 6:38)

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切り通しの石垣に生えていた小菊の群れ。10年ほど前、広瀬川の橋の石垣に群れ咲いていた小菊の美しさにうたれて、その翌春、小菊の苗を庭に植えました。今では、その石垣はコンクリート壁に代わり草一つ生えていません。(2014/10/26 6:41)

 住みつきて秋は七たび貧しけど菊花は取り巻くさまに咲きたり 
                     前川佐美雄 [2]

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柘榴の実。柘榴は花も良いのですが、実はひときわ風情がありますね。それなのに、なぜか私の周りには見かけない縁遠い木です。田舎の生家を離れた高校3年の秋、後輩の家で初めて柘榴の実を口にしたことを覚えています。50年近い昔のことですが。(2014/10/26 6:47)

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中輪の菊。風車咲きというのでしょうか。それほど派手ではなく、あるお宅の塀際に美しく咲いていました。(2014/10/26 7:12)

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2mほどの高さのコンクリートの擁壁の上部にしがみつくように咲いていて、よく目立つ色合いに遠くから引き寄せられるようでした。(2014/10/26 7:27)


[1] 『季題別 山口誓子全句集』(本阿弥書店 1998年)p. 357。
[2] 『現代日本文學大系95 現代歌集』(筑摩書房 昭和48年)p. 318。
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山歩き、アユ釣り、ヤマメ釣り、山菜採り、茸狩り、花いじり、読書、美術館巡り、街歩き、などが趣味。加えて、犬と遊ぶこと、ぼんやりしているのも趣味の一つです。最近は、原発事故による放射能汚染で魚、山菜、茸は諦めています。

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