113歳の日々:バカヤロウはあの人!(2017/12/18)


夜のトイレタイムです。
私がベッドからトイレに移動させ、妻が世話をしています。
私は部屋を出てきたのですが、「バカヤロウ」という言葉が聞えたので引き返しました。

「バカヤロウって、誰が?」
「あの人!」

妻の問いかけに、私を見ながら言いました。

「あらぁーっ。それじゃ私は?」
「あんたは違う」

少し、間をおいてからニヤッとしながら、

「ワタシもバカヤロウ。」
「あぁー、おばぁちゃん、ごまかした。」

そんなときの写真です。

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           (2017/12/18 21:49~50)




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113歳の日々:「くわしくはりめんをごらんください」


 手指の動きがしだいに不自由になってきているので、食事のときに食器の下に小さな紙を敷いて食べるようにしています。
 今日の昼食を食べているとき、碗の下に敷いた新聞広告を義母が読んでいるように見えました。
「何と書いてあるんですか?」とヘルパーさんが聞くと、大きな声で読み上げました。

「くわしくはりめんをごらんください」

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確かに、そう書いてありました。しかも、さかさまになった文字を読んでいました。

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裏面を読むつもりはなくて、そのまま食べ続けていましたが、いつの間にかお椀をずらしてほかの文字も読んでいました、さかさまのままで……。

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ちなみに、今日の昼食は「焼きトマトソースの野菜スパゲッティ」でした。




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113歳の日々:敬老の日は仙台市長さん、町内会長さんと


 今日は敬老の日で、新しく仙台市長になられた郡和子さんがお祝いに義母を訪ねてこられました。
 最近はとみに無口になってしまった義母は大勢の取材陣が目の前に並んでいたこともあって、すっかり緊張してしまいました。発した言葉は、記念品をいただいたときの「ありがとうございます」と好きな食べ物を聞かれて「くだもの」と答えたときの2回だけでした。


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郡仙台市長さんが着く前に、本をを読む姿を撮りたいという取材陣の希望で、長女から届いたはがきを読んでいます。 (2017/9/18 9:47)


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市長さんが到着されましたが、緊張もあって下を向いたままです。 (2017/9/18 9:59)


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わが家の老犬イオと一緒に写っている写真を見ていただきました。  (2017/9/18 10:03)


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義母の目の前には、これだけの取材陣が並んでいます。  (2017/9/18 10:03)


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記念品としていただいた玉虫塗の二段引き出しを披露しました。  (2017/9/18 10:06) 


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最後にはしっかりと握手をしてお別れいたしました。  (2017/9/18 10:08)


 午後からは、町内会の会長さんと役員さんが大きな花束をもってお祝いにおいでくださいました。

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目の前は私一人だけのカメラマンだったので、きちんとカメラ目線です。  (2017/9/18 14:31)


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花が大好きな義母は、いただいた花に見入っています。無口で無表情になってしまうことが多くなった義母ですが、きれいな花を見たときとおいしそうな食べ物を見たときは、表情も言葉もはっきりします。  (2017/9/18 10:32)


 友人、知人からもお祝いの花やお菓子が届き、孫娘も夏休みの振り替え休日をとって帰郷してくれ、義母には本当にありがたい良い敬老の日でした。




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113歳の日々:母娘の午睡


 まだ暑さの残る初秋の午後、昼寝する二人です。
 母113歳、娘71歳。
 誰も見ていないテレビが義母の顔を照らしていました。

 後顧の憂いのないように、これ以上のコメントは控えます。


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   (2017/9/3 18:03)18:03)



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113歳の日々:痰の吸引は辛いのです!


 わが家の113歳の最大の難題は、誤嚥性肺炎です。昨年は4回、今年の1月に1回、誤嚥性肺炎で救急入院しました。どの入院も経過が良くて、1週間ほどで退院できました。
 訪問医の先生の判断で救急車で入院ということになるのですが、どのときもほんの初期の段階で入院の指示が出るので、いつも軽くすんでいます。とはいえ、たった一週間でも妻も私もかなり疲れてしまいます。妻は病院で付きっ切り、私は家事をしながらの病院通い(主な仕事は妻の三食を運ぶこと)ということになります。

 昨年夏ごろから、誤嚥性肺炎の予防策の一つとして自宅で痰の吸引を行うことになりました。器械はレンタルです。使い方は、訪問看護士さんが指導してくださったのですが、看護士さんがやって来たとき、すかさず「この人がやります」と妻が宣言した瞬間から、痰の吸引は私だけの仕事になってしまいました。

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 吸引は、カテーテルを差し込んで行うのですが、左右の鼻の孔と口から差し込みます。カテーテルの太さは3.3mm、4mm、5mmの3種類です。今は4mmを使っています。

 肺炎予防、入院させないために私たちは必至ですが、本人は吸引をとても嫌がります。カテーテルも太い方が効率がいいのですが、ちょっと気の毒なのでまんなかのサイズを使っています。
 吸引を始めたころ、113歳は「やめてー、やめてください!」と叫んでいましたが、一週間ほど経つと「ヤメロー! コラッ、ヤメロー!」と怒鳴るようになりました。
 ときどきは、「ヒトゴロシー!、コロサレルー!」とわめきます。「イタイ!」とか「イヤダ!」という日もあって、反応はいろいろですが、さんざん喚きちらしたあと、「ありがとう」ということもあります。

 昨夜の吸引時のセリフは「コロサレルー!」でしたが、吸引が終わって器械を片付けているときに大きな声ではっきりと
「助けてください。」
「もうやめてください。」
「どうか、殺さないでください!」
と、丁寧に頼まれてしまいました。
 妻も私も「はい、はい。」と大きな声で返事しましたが、今晩も「ヒトゴロシ」をするのです。

 毎日の吸引のせいかどうかはわかりませんが、1月の入院のあとはずっと快調に過ごしています。



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プロフィール

小野寺秀也

Author:小野寺秀也
山歩き、アユ釣り、ヤマメ釣り、山菜採り、茸狩り、花いじり、読書、美術館巡り、街歩き、などが趣味。加えて、犬と遊ぶこと、ぼんやりしているのも趣味の一つです。最近は、原発事故による放射能汚染で魚、山菜、茸は諦めています。

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